プログラム

ビジネススキル講座「働くことの意味を考える」

今回のビジネススキル講座では、テーマを「働くことの意味と、働くうえで大切な姿勢」として、自分にとって働くとはどういうことかを改めて考える時間を持ちました。


講座の目的

ジョイントでは「自分らしく働く力」を育むために、就労移行支援のプログラムとしてビジネススキル講座を実施しています。
今回のテーマは「働く意味」
働くことを通して得られるものや、働くうえで大切にしたい姿勢を見つめなおすことで、ひとりひとりが自分の“働く軸”を考えるきっかけとしました。


ワークを通して考える「働くこと」

講座の前半では、まず「働く」という言葉から思い浮かぶイメージを付箋に書き出し、「自分のため・人や社会のため」「理想的・実利的」という軸でマッピングをしました。

「人の役に立つ」「社会に出る」「お金を稼ぐ」「自立」「生活」など、さまざまな言葉出ましたが、”働く”ことへの感じ方や大切にしたいことは人それぞれ。
参加者の皆さんが自分の考えを言葉にして整理していく姿が印象的でした。

縦軸を”理想的(精神的)”と”現実的(実利的)”、横軸を”自分のため”と”人・社会のため”と位置づけしマッピングした様子
働くイメージをマッピング

ワークの後半では、

  • 働くうえで大切にしたいこと
  • 不安に感じること
  • 伸ばしていきたい力

を整理して、自分なりの”働く軸”を書き出してもらいました。

「人とのコミュニケーションを大切にして働きたい」
「指示をよく聞いて仕事をしたい」
「変化に対応できる力を身に着けていきたい」

など、それぞれが真剣に自分の課題や目標に向き合っていました。
「こうありたい」と言語化することも、前向きな行動の一歩です。

不安に感じることには、人間関係や体力・体調、指示の理解力などがあがりました。
漠然とした不安のままにせず課題として認識することができたので、対策や解決に向けた目標と捉え、ひとりひとりを個別に支援していきます。


自分らしく働く意味を考える

講座の最後には、「私にとって働くとは?」を一言で表現してもらいました。
「人の役に立つこと」「生きること」「社会貢献」「自分自身をコントロールできるようになること」など、それぞれのことばに、その人らしさが表れていました。

働く意味に“正解”はありません。
これからの就労訓練や生活の中で、自分らしい働き方を少しずつ形にしていけたらと思います。

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