プログラム

秋のクラフト制作~張り子に挑戦!~

秋風が深まり、上田市内もだいぶ肌寒い日が増えてきました。
本日のジョイントは作業プログラムの日。
今回は風船と新聞を使った「張り子づくり」に挑戦しました。
風船に新聞紙を何層にも重ねて貼りながら、思い思いの形を作っていきます。
これから数日かけて乾燥させ、自分だけのダルマへと彩りを加えていく予定です。


就労移行支援における作業プログラムのねらい

「ものづくり」のプロセスそのものが、ジョイントの就労移行支援プログラムにおいて大切な意味を持っています。
今回は以下のような目的をもって進めました。

・作業手順を理解し、指示を聞いて動くこと
・手先・指先を使った作業に集中し、丁寧に仕上げること
・作りながら「どうしよう?」という迷いや工夫を経験し、解決を試みること
・完成までの時間を見通しながら、段取りや作業配分を意識すること

これらの要素が、作業遂行能力や自己肯定感の育成につながっていきます。
集中して何かを作り上げることは、やりがいや達成感を育む貴重な体験でもあります。


作業の様子

まず、新聞紙をちぎって、1枚1枚水で濡らして風船に貼っていきます。
(一番内側はあえて接着剤を使わないことで、あとから風船が剥がれやすくなります)
一層目を貼り終えたら、今度は水で延ばしたのりを使って、二層目を貼っていきます。
新聞紙が大きすぎると皺ができてしまうので、風船の丸みに合わせて細かく調整。
参加者の皆さんは集中して作業に取り組みながらも、
「糊の量はこれくらいで大丈夫?」「もっと重ねて貼ったほうがいいですか?」と
確認しながら丁寧に進めることができました。

上田市ジョイント 就労移行支援 作業療法プログラム 張り子制作の様子
水で濡らした新聞紙を貼っている様子

張り子に使う風船のサイズも、それぞれが自由に決めており個性が出ていました。
できあがった張り子は吊るして乾燥させます。
むらなく貼られた球体が並ぶ様子はまるでアート作品のようで、眺めているだけで楽しい空間となりました。

乾燥中の張り子作品が吊るされた様子
数日かけて乾燥させます

次回予告:自分だけのダルマ制作へ

完全に乾燥したら、次回は3層目に和紙を張り付けて白い球体へと変化させます。
自分だけのダルマへと仕上げるのは、白い球体が乾燥してから。
数回に分けて作業していく中で、ダルマのイメージを膨らませていき、最後に自分の張り子に色を塗ったり、模様や文字を入れていきます。
時間をかけて世界でひとつだけの”自分らしいダルマ”がいくつも生まれる瞬間が今から楽しみです。

今回も、和やかで創造的な時間となりました。
ジョイントでは、今後も「ものづくり」体験を通して、働く力や自信を育むプログラムを行っていきます。

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