調理実習で本格バターチキンカレー
今日は講師の先生をお招きして、午前中から調理実習プログラムを行いました。
今回のメニューは、スパイスから作る本格的な「バターチキンカレー」。市販のルーは使いません。
先生から事前に調理の流れを共有していただいたので、開始前に参加者同士で役割分担を話し合い、スムーズにスタートすることができました。
材料の下準備からスタート!
最初の工程は、野菜のみじん切り、お米の準備、チキンの下味付け。
あらかじめ決めていた分担に沿って、並行して作業を進めていきます。
普段はあまり料理をしないメンバーさんも、先生に教わりながら野菜のみじん切りに挑戦。
「この切り方で大丈夫ですか?」
「これくらいの大きさでよいですか?」
と確認しながら作業を進めることができていてすばらしかったです。


お米を研いだ後は、ターメリックを加えて色付けをします。
炊飯器2つ分を担当してくれたメンバーさんは、ターメリックの分量を慎重に調整してくれました。

遅れて参加となったメンバーさんも、「何を手伝えばよいですか?」と自分から確認して、積極的に行動することができました。
調理が進むと、鶏肉を焼く香ばしい匂いとスパイスの香りが広がり、
「いいにおい!」「おいしそう!」と調理室の外まで楽しい雰囲気に包まれました。
絶品!本格カレー完成!
12時過ぎには、寸胴にたっぷりのバターチキンカレーが完成!
ジョイントのメンバーさん、スタッフ、講師の先生に加えて、同じフロアでお仕事をされているコワーキングスペースの皆様にもお声がけし、おすそ分けをさせていただきました。
ジョイントがテナントとしてお借りしているビルには、上田市のコワーキングスペース “HanaLab.TOKIDA” が併設されています。
寸胴のふたを開けると、スパイスとココナッツの良い香りが部屋いっぱいに広がります。
ちょうどよい辛味と甘み、ホロホロと柔らかいお肉が絶妙で、「おいしい!」の声がたくさん上がります。
たっぷり作ったカレーも、思い思いにお代わりをして、きれいさっぱり完食となりました。
惜しむべくは、カレーに夢中になりすぎて、スタッフ全員が完成写真を撮り忘れてしまったこと…。
でも、皆さんの笑顔と「おいしい!」をたくさんいただけたので、良しとします。
調理実習のねらい
ジョイントでは、調理実習を単なる楽しいイベントではなく、就労スキルの向上を目的としたプログラムとして位置付けています。
- 役割分担をする力
下ごしらえ、加熱、盛り付けなど、自分の役割を理解し責任を持って取り組む経験。 - 協力・連携する力
手が空いたら「次は何を手伝いますか?」と声をかける、工程を共有しながら動くなど、職場での協働に直結する学び。 - 段取りを考える力
どの工程を優先するか、時間を意識しながら全体の流れを整える経験。 - コミュニケーションの練習
作業中の声かけ、確認、相談など、「働く場」に求められる基本的なコミュニケーションの実践。 - 達成感と自己効力感の獲得
みんなで作った料理を完成させ、味わうことで、「できた」という実感を得る。
今回も「美味しかったね!」で終わるだけでなく、最後の片付けまでそれぞれが自主的に動き、役割をやり遂げることができました。
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